事例で学ぼう!消費生活情報~リースバックは慎重に検討して!~
2025年07月08日(火) 19:15:00
【事例】不動産会社の訪問を受け「所有している自宅を売って、そのまま賃貸で住み続けられる」と勧められ契約をした。売却金額は1千万円で、家賃は月額9万9千円である。当時は家賃を支払いながら夫と私の年金で何とか生活していたが、夫が亡くなり家賃の支払いが遅れるようになった。不動産会社から「払えないなら出て行ってもらう」と言われた。住むところがなくなって困っている。
[ひとこと助言]
・リースバックの賃貸借契約においては、契約期間が定められる場合も多く、住み続けられる保証はありません。
・契約更新時に家賃が値上げされ、経済的事情により支払えなくなる事態が生じる場合もあります。
・自宅の売却はクーリング・オフができません。また、契約成立後は無条件で解除できません。仕組みをよく理解して慎重に考えましょう。不動産取引は複雑です。家族でよく相談しましょう。
困った時は消費生活センターまたは消費者ホットラインにご相談ください。
【問い合わせ】
宮津与謝消費生活センター 22-2127
消費者ホットライン 188
配信者:企画観光課